居酒屋甲子園
高校を留年し続ける夢を見た。
いつまでたっても卒業できず、結局中退してしまう夢。
未消化の案件がある時に見る定番の夢だが
あまりにも頻繁に見るので、もはやこっちが自分の正史のような気すらしている。
昨日見た「居酒屋甲子園」の嫌な余韻がまだ残っているせいもあるだろう。
あの番組でポジティブなポエムを書き散らしたり泣き叫んでいる居酒屋店員はナレーションによれば「高校を中退した人」が多いという。
人生のどこかで自己実現をあきらめたり、自己評価がとても低かった人が、ああいうステージで己の生きがいを見つけてしまう気持ちも分かる。
誰にだって生きがいは必要だが、誰も彼らにそれを与えてくれないのだ。
映画「インビクタス」のネルソン・マンデラが詩を心の糧にして長い拘留生活を耐え抜いたように
居酒屋店員はポエムを作ってなかったら早晩心が壊れてしまうだろう。