FUJI ROCK FESTIVAL’15の感想
「ディアンジェロをサマソニに持ってかれたのは仕方ない。だけど、ALABAMA SHAKESやMAC DEMARCOやTYLER,THE CREATORみたいな今が旬の若手アーチストや、Sleater-Kinney,MY MORNING JACKET,SPOONと言った優れたアルバムをリリースした中堅ベテランバンドも連れて来れないなんて、今年のフジロックはどうしちまったんだ！？」
と開催前は散々ディスっていた今年のフジロックですが、終わってみれば「楽しかった！！」という他ない、ステージが１つ減ったりロキノン系バンドが増えたくらいじゃ揺るがない強度を持った、相変わらずの音楽バカにとってのユートピアでした（手のひら返し）。まぁ成功の6割は3日間晴れて雨具要らずだった天気、4割は3日目グリーンステージ最後の「Don't look back in anger」の３万人の大合唱が気持ち良かったからに違いないですね。
ドンルクのイントロが鳴りだした時、自分はFKA Twigsを見終わってグリーンステージに向かう行列の中に居ましたが、ノエルを干してFKA Twigsを見てた客からも歓声と合唱が巻き起こって、皆でうろ覚えで合唱しながらグリーンステージに流れ込んでいく時の祝祭感は本当に今年のハイライトでしたね。
あと印象に残ったのは、２日目の夕方、空き地になったオレンジコートのあった場所でキャンプファイヤーをやる、という情報がＳＮＳで上がって、それを見てぞろぞろと集まってきた客が人手不足で廃材を運ばされてｗ、そうやって苦労して火の点いたキャンプファイヤーを囲みながら、闇の中で皆がぼーっとたたずんでる情景が「オレンジコートという、フジロックの理想の一つの終わり」を感じさせて、ちょっとやるせない気持ちになりました。
全体的に後ろ向きなフェスだったけど、音楽面では３日目のceroの素晴らしいライブに救われた気がします。
ceroがあんな凄いライブバンドだとは思いませんでした。
見たものリスト
７月２３日（木）前夜祭
SUGIURUMN （岩盤ブース）
７月２４日（金）１日目
ムジカ・ピッコリーノ（PYRAMID GARDEN）
THE VACCINES (GREEN STAGE)
THE DISTRICTS (RED MARQUEE)
OWL CUTY (GREEN STAGE)
JOEY BADA$$ (WHITE STAGE)
ONE OK ROCK (GREEN STAGE)
ASH (RED MARQUEE)
Motörhead (GREEN STAGE)
ROYAL BROOD (WHITE STAGE)
FOO FIGHTERS (GREEN STAGE) ※最初の１曲だけ
奥田民生 (FIELD OF HEAVEN)
RUDIMENTAL (WHITE STAGE)
FERMIN MUGURUZA (苗場食堂)
７月２５日（土）２日目
OVERGROUND ACOUSTIC UNDERGROUND (PYRAMID GARDEN)
上原ひろみ (GREEN STAGE)
AQUALUNG (RED MARQUEE)
NATE RUESS (GREEN STAGE)
twenty-one pilots (WHITE STAGE)
Caravan (FIELD OF HEAVEN)
SUPER FURRY ANIMALS (WHITE STAGE)
PHILIP SAYCE (FIELD OF HEAVEN)
HAPPY MONDAYS (RED MARQUEE)
MUSE (GREEN STAGE) ※最初の１曲だけ
BELLE AND SEBASTIAN (WHITE STAGE)
映画「男はつらいよ 第１作」（ところ天国）
RL GRIME (RED MARQUEE)
GORGON CITY(DJ SET) (RED MARQUEE)
MAKOTO AYUKAWA (CRYSTAL PALACE TENT)
７月２６日（日）３日目
MANIC SHEEP (RED MARQUEE)
THE KOXX (RED MARQUEE)
cero (WHITE STAGE)
the telephones (GREEN STAGE)
TODD RUNDGREN (WHITE STAGE)
JOHNY MARR (GREEN STAGE)
椎名林檎 (GREEN STAGE)
BENJAMIN BOOKER (FIELD OF HEAVEN)
HUDSON MOHAWKE (WHITE STAGE)
WILKO JOHNSON (FIELD OF HEAVEN)
FKA Twigs (WHITE STAGE)
NOEL GALLAGHER'S HFD (GREEN STAGE) ※ラスト１曲（ドンルク）だけ
H ZETT M（苗場食堂）
LONE (RED MARQUEE)
１日１０組見る！という山伏並みのノルマも達成できて、満足しています。
特に２日目は朝からテキーラ飲みながら翌朝まで会場内をグルグル見てまわってました。
岡村靖幸ちゃんと、クラムボンの「星間飛行」カバーが見られなかったのだけが、心残りです。
あ、元テレパシーのエアギター世界一の少女（名倉七海）も見逃してた。見たかった、、、
フジロックは今年もやっぱり「地球上に３日間だけ出現する、世界中の音楽とバカの集まる、もう一つの国」でした。
また来年も来れたらいいな！（死亡フラグ）
