前夜祭

会場までのバスも、リストバンド交換も過去にないほどスムーズに進み(客めっちゃ少ない?)幸い雨が降らずにテントを設営する事ができた。
キャンプサイトで花火が上がるのを見る。

会場に行ってみて驚いたのは、オアシスエリアに架かる2本の橋のうち1本が無くなっていたこと、去年の雨で崖が崩れて架けられなかったらしく、オアシスへの出入り口は1カ所だけになってしまっていた。

屋台で飯を食ったり岩盤ブースでサイン会用のCDを物色したりしてるうちにRED MARQUEEで歓声が。スタッフの恒例の挨拶と記念撮影に続いて登場したのは、BLACKKAT BOPPERSというグループ。ウッドベースエレキギター、ドラム、ボーカルの編成で、日本ではパロディにしか使われないようなエルビスの時代の古き良きロックンロールをガンガンに演奏するグループで、盛り上がり上手なフジロッカーはすぐにコンセプトを理解して大喝采。だけど自分は余りハマらずに遠巻きに見ていた。ニューオーリンズ辺りから来たのかと思ったらUK出身らしい。

続いて登場したのは日本のキノコホテル。名前しか存じ上げないバンドだったけど、実際に見るとガールズバンドで、服装がミリタリー系で統一されてたり、楽曲が昭和歌謡曲やグループサウンズ色の強い、なんか新宿の風林会館が似合いそうなバンドで、目にも耳にもすごく楽しかった。キャプテンズみたいだな、そういえばキャプテンズって今何やってんだろう。ていうか何でフジロックに来てキャプテンズの事を考えてるんだろう、とどうでもいい事を考えながら鑑賞。自分は飾らないTシャツ短パン系のバンドよりコテコテにギミックで固めたバンドの方が好きかも、と思った。今年のフジにも出る、オオカミとかエビとか無茶な設定に殉じてるバンドが好きなのだ。

どちらのバンドも、いかにもエレキギターって感じのキンキンな音色のエレキギターが鳴りわたっていて、爆音でエレキの音を浴びてると、やっとフジロックに来たという実感がわいてきた。キノコホテルが終わったところでテントに戻り就寝。