2014年の音楽を振り返れない、という話

そろそろ年の瀬が近づいてきて、音楽雑誌も年間ベスト10を出す時期になった。
今年はフライング・ロータス、FKAツイッグス、スプーン、スワンズ、それに坂本慎太郎、あたりが「良識的な」音楽ファンに支持されるんだろうな、と予想できる。

You're Dead!

You're Dead!

LP1

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They Want My Soul

They Want My Soul

To Be Kind [帯解説・歌詞対訳 / 2CD + 1DVD / 国内盤] (TRCP158~160)

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ナマで踊ろう

ナマで踊ろう

しかし、困った事にどれも聴いてないのだ。
今年は個人的にハズレ年らしい。音楽界が不作というより、自分が「全く新譜を追いかける気が起きなかった」年だった。自分にとっても世の中にとってももう音楽はそれほどプライオリティーは高くないし、新譜を買ってきてドキドキしながらプレーヤーにかける事ももう無くなった。そういう年だった。

今のところ今年の1位は、Great3の「愛の関係」である。
高校の頃大好きだったグループの新譜で、たまたま買ったら凄く良かった。

愛の関係

愛の関係

14歳でも17歳でも21歳でも無い、アンテナが錆びついてしまった人間が、1年に1枚でも親密に耳を傾けるアルバムがあれば、それで充分な気がする。