楽曲《メジャーの部》

48・ハロプロ・スタダ等のメジャー系を全く聴かないので、選考にいちばん苦労しました。
オッサンホイホイ名曲ぞろいのアイドルネッサンスの存在がありがたかったけど、カバー曲を入れたら負けな気がして、敢えてアイドルネッサンスは入れずに5曲選びました。
ピロウズ直撃世代としては「Funny Bunny」のカバーなんて、ほんとズルいなあと思います。



1位「くらっちゅサマー」夢みるアドレセンス

とことんキャッチーでアッパーなアイドルのサマーソングのお手本のような曲。作詞作曲は元Cymbals矢野博康。現場受けを狙ったコール&レスポンスや御愛嬌レベルのラップパートを入れても崩れない元渋谷系らしいセンスの良さがありますな。
ビジュアルレベルの高さが売りの夢アドが良い楽曲と巡り合うと、鬼が金棒をブンブン振りまわしてるような、スターを獲ったマリオのような無敵感があります。PVを見てると目に眩しすぎて「嗚呼俺も若くて美しい女の子に生れたかつた」と思わずにいられませんな。

2位「DATE COUNT FIVE」夢みるアドレセンス

アイドル楽曲にありがちな情報量を詰め込んだ音作りと対極の、隙間と音の抜き差しを生かしたサウンドアプローチがお洒落です。作曲をNegiccoのプロデューサーを務めるconnie、作詞・編曲を三浦康嗣(□□□)が担当。自撮りスマホ映像を使ったアイデア勝負のPVも可愛くていいです。


3位「ゆめであいたいね」リリカルスクール

tofubeatsリリカルスクールの組み合わせはPerfume中田ヤスタカ以来の鉄板の相性の良い組み合わせだと思います。好事家のためのアイドルHIPHOPを超えた幅広い人の心を揺さぶる「ポップ・ソング」の領域にすでに手が届いているという感じです。この曲はサビでゆったりめの歌い方になるところでいつも涙腺決壊ですよ。

4位「MR. PLAY BOY…?」清竜人25

冒頭のハンドクラップと「スケベ!スケベ!」に合わせて切れの良いダンスを踊る姿を見て「こいつキチガイだな」と思いました。
多幸感が噴水のように降り注ぐスウィングナンバー。才能ある音楽家がアイドルの枠で本気で馬鹿な事をやってる姿が痛快でしたね。


5位「君に桜ヒラリと舞う」Doll☆Elements

前年の「君のネガイ叶えたい!」ほどの超名曲はなかったけど、今年出したシングル曲3曲「君に桜ヒラリと舞う」「君とミライ作りたい」「君のオモイ届けたい」はどれも良かったです。シングルが3曲続けて出来が良いというのは実はすごい事で、たいてい「次の曲は大御所の○○さんです〜!」→「聴いてみたけど良くない…。」というパターンは死ぬほど多いんですよ。楽曲のアベレージが一定して高いレベルにある優等生的なグループだと思います(しかしDoll☆Elementsのファン以外で曲名の見分けが付けられる人がいるんだろうか・・・?)